代表挨拶

代表挨拶

次代へ残したい宝島

琉球から沖縄へ

かつて琉球の貿易船であった「進貢船」は、アジアの大海原を“海のシルクロード”として駆け巡っていました。
14世紀から16世紀、沖縄は東邦の中心に位置し物産交易のアジマー(十字路)を担い、琉球王国として栄華を極めたのです。
今日に繋がる泡盛や金楚(ちんすこう)をはじめとする沖縄の物産の多くが、近隣諸国にそのルーツや歴史を持ち、その異国性と多様性が沖縄の中で融合し昇華され、独自の文化を創りあげています。
物産は人と人を繋ぎ、人間と自然の絆を生み、そして国と国の友好関係を深めていく重要な役割を果たしてきたのです。かつて琉球は「東アジアに湧き出た蓬莱島であり、貿易船を操って世界の架け橋の役割を果たす」(1458年「万国津梁の鐘」より)と自国の事を表現しています。
しかし一方で、「琉球」と呼ばれた時代から今日までの600年余、沖縄は歴史の荒波に翻弄され続けています。1609年に薩摩藩の侵攻を受け、太平洋戦争では多くの尊い生命が奪われました。
その後も長く米国の施政権下に置かれ、今なお基地問題や経済問題で苦悩を深めています。

私たちの使命~沖縄の自立経済のために~

沖縄物産企業連合は物産交易を通して「沖縄の経済自立」を実現していくための会社組織です。
そして経済活動を通して “平和で心豊かな沖縄” を将来にわたって創りあげていきたいと思います。何よりも平和こそが持続的に経済活動を保障してくれる大きな資産であり、経済の自立こそが平和への道筋となるのです。
その結果、沖縄の人々に尊厳をもたらすと考えています。
ただ実際の経済社会は激しい競争原理の中にあり、しかも島嶼県としての沖縄は始めから物流コスト等のハンディキャップを抱えての挑戦を強いられます。けっして“自立” への道程は平坦ではありません。
幸いにも私達には会社の理念に賛同して頂いている株主様をはじめ、メーカー様や各得意先様など多くの方々の理解と協力があります。
これまで以上に、地場産業の振興を担っていく沖縄のリーディングカンパニーとして自覚と誇りを持って、“志”を同じくする関係会社や団体組織との連携を深め、経済ネットワーク化を積極的に図っていきます。
そして消費者に喜んで頂ける商品開発やサービスの提供を行い、経済自立という目標に向けて前進して参ります。
その目標実現のため、県外は東京を拠点に大阪・名古屋に営業所、直営店を東京・横浜・埼玉・名古屋に5箇所と県内に1箇所の計6店舗設置。
また今後の海外展開を睨んで台湾にも営業所を構えています。
世界の国々と大交易を展開した先人達の魂(マブイ)に思いを馳せて。
幾多の苦難を乗り越えてきた沖縄の“生命”を引き継いだ者と、その想いを共有する人々と一緒になって、この島を「宝の島」にしていく決意です。
それを実現する知恵とパワーが私達にはあると信じています。

代表取締役社長-山城加寿